│NPO│特定非営利活動法人 Be Healthy 【生活習慣病を克服】

NPO 特定非営利活動法人 Be Healthy

“ビーヘルシー=健康になろう!”と名付けられたこのNPOは、 「市民・県民のみんなで健康な生活を送りたい」という 目的のもとに集まった、 医師・患者・団体・企業の集まりで、ピースカフェの発行・各セミナー・講座の開催及び後援・支援などを行っています。

活動報告・新着情報

ベイサイドクリニックからのお知らせです

2018年2月9日
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◆┃ワンコイン(500円)糖尿病検診を受けてみませんか
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平成28年に厚生労働省が行った「国民健康・栄養調査」によると、「糖尿病は強く疑われる人」(糖尿病有病者)は、およそ1000万人いると推計され、平成9年以降増加しています。

しかし、およそ1000万人のうち、治療を受けていない人の割合が約25%にもなるとされています。

ベイサイドクリニックではワンコイン(500円)で
糖尿病に関する血液検査を行っています。



現在のあなたが

・全く健康で糖尿病を気にすることがない

・生活習慣に注意しなければ糖尿病になるかもしれない

・すでに糖尿病です


など身体の状態がおよそ10分で分かります。



血液検査ではHbA1cという項目を測定しています。

HbA1cの値は過去1〜2か月間の血糖状態を推定することができます。


健康診断で血糖値のみの検査だった場合にはこの検査もおすすめします。



日頃から会社などの健康診断を受けている人たちは
生活習慣に十分注意していることでしょう。


しかし健康診断を受けていない人が多数いらっしゃいます。


自営業者やその家族、高齢者が加入している国民健康保険、その加入者を対象とする
特定健診という健康診断があります。


特定健診を受けましょうと行政がPRしていますが対象者の半分以下しか受けていません。



毎日を多忙に活動している人が多いと存じます。


少し時間をさいてワンコイン糖尿病検診をうけてみませんか。

以前ワンコイン健診を受けた方も、安心のためまた受けてみませんか。



毎週木曜日午後に行っております。

お電話で予約してください。


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◇ホームページ
http://www.bs-clinic.or.jp/info/annai.html

◆…ベイサイドクリニック………………◆
〒220-0005
横浜市西区南幸2丁目20-11 NSビル6階
予約制
TEL 045-312-1151
FAX 045-322-9915
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ベイサイドクリニックからの情報です

2013年12月26日
今回は「かぜ」に使われる漢方薬についてご案内したいと思います。


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「かぜ」は漢方の得意分野です
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ぞくぞく寒気を感じる、のどが痛くなってきた、頭が痛い、くしゃみ鼻水、せき、発熱、腹痛、下痢、全身のだるさ・・・。

「かぜ」の症状は様々です。

かぜはウイルスなどに感染し、鼻から肺にいたる呼吸器系が炎症を起こしたものです。

ちょっとした体調の崩れをきっかけにかぜを引くことが多いです。

「かぜ」は時間が経過するとこじれて症状が変化します。

一週間以上経過すると微熱、せき、寝汗、身体がだるい、食欲がないなどの症状が続きます。


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【 主として処方される漢方薬 】

その人の病気に対する抵抗力の程度(虚証・実証)や、かぜの症状や時期(急性・慢性期)に応じて漢方薬を使い分けます。


●葛根湯 カッコントウ
ぞくぞくと寒気を感じるようなかぜの初期に使われます
体力がない人、胃腸の弱い人、汗をかいている人にはこの漢方薬は不向きです
かぜのひき始めに飲み、布団の中であたたかくしていることが肝心です


●麻黄湯 マオウトウ
体力のある人のかぜや
インフルエンザの初期に汗をかかせて熱を下げます


●香蘇散 コウソ\サン
体力が低下していて葛根湯が使いにくい人でかぜの初期に使われます
胃腸が弱い人でかぜが長引きせきが残っている場合も使われます


●小青竜湯 ショウセイリュウトウ
鼻水、水っぽい痰、くしゃみ、鼻づまりのかぜ症状に効果があります


●麻黄附子細辛湯 マオウブシサイシントウ
体力の低下した人や高齢者で寒気を感じて微熱があって、頭痛やせき、のどの痛み、くしゃみ、鼻水などの症状を伴うかぜに使われます


●桂枝湯 ケイシトウ
体力が低下して汗が出ている人のかぜの初期に使われます


●桂枝加葛根湯 ケイシカカッコントウ
体力がなく汗が出て肩こりや頭痛のあるかぜの初期に使われます


●柴胡桂枝湯 サイコケイシトウ
かぜが長引いて治りが悪く、汗ばんだり、少し寒気を感じたり、関節痛や食欲不振などのある場合に使われます


●柴朴湯 サイボクトウ
かぜが長引いてのどに痰がからみ、せきが続く場合に使われます


●麦門冬湯 バクモンドウトウ
かぜが長引いて痰に粘り気がありなかなか出ず、顔が赤くなるほどゴホゴホと強く咳き込んだり、のどがイガイガしてせきが続く場合に使われます


●竹茹温胆湯 チクジョウンタントウ
かぜは治った感じなのに気分がさっぱりせず、せきが残り痰も多く安眠できない場合に使われます


漢方薬は即効性のあるものもあります。


ひき始めやこじれたかぜなど、かぜの時期や同じウイルスでも症状が異なる場合があるのでそれぞれに合った漢方薬が選ばれます。


「かぜは万病のもと」
と言われ、こじれると別の重い病気を発症させる原因となる場合もあります。

体の弱い方、高齢の方は特に注意してください。


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最後に「かぜ」を引きやすいタイプの人に

●補中益気湯 ホチュウエッキトウ
免疫力を高める作用が知られています
普段から体調を整えるために飲んでいると良いです


●柴胡桂枝湯 サイコケイシトウ
胃腸が弱い人や子供のかぜをひきやすいタイプの人によく使われます


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「かぜ」をひいた時には早めに漢方薬を飲んで下さい。



寒い日が続きますが、お体に気を付けてお過ごし下さい。

秋の養生

2011年9月8日
ベイサイドクリニックから秋の養生情報です。

今年の夏は猛暑と節電などもあり、夏バテの症状がでた方も多いのではないでしょうか。
最近はやっと朝晩は随分涼しくなり、これからはさわやかな季節となりますが、この時期に体調を崩すことも多いです。
秋に最も気を付けなければならないのは大気の乾燥です。

乾燥した空気にさらされると体の表\面の髪や皮膚がカサつき、体の中にも影響し便秘をしたり、口は乾燥し、咽喉を痛めて空咳が出たり、喘息、気管支炎などの症状が多くなります。
漢方薬では
喉の乾燥や、痛み、気管支炎、咳などに使用する「麦門冬湯」 
水っぽい痰や鼻水、ゼイゼイする喘息などに使用する「小青竜湯」
などがあります。
呼吸器症状や皮膚トラブルなど、ぜひ当院でもご相談下さい。

またこの季節は肺を潤したり、だ液分泌を促進したり、から咳を抑える働きのある食材を積極的に取り入れましょう。
梨、柿、りんご、レンコン、キクラゲ、山芋、はちみつ、豆乳、百合根、牡蠣、豚肉など食材がおすすめです。
特に梨は生薬として咳止めにも利用されています。
白きくらげは、体液を補ったり、唾液の分泌の促進、肺を潤す作用などがあります。
水分をたくさん摂るだけでは肺を潤すことにはなりませんので、
今が旬で、肺を潤す作用のある食べ物もぜひ摂ってみて下さい。

乾燥の季節ですが、体調には気を付け紅葉の美しい季節を元気に過ごして下さい!

残暑お見舞い申\し上げます。

2011年8月30日
ベイサイドクリニックからの情報です。
暑い夏ももう少しでしょうか。
体がなんとなくだるい、など、夏ばて気味ではないですか?
夏ばては、早く解消して毎日元気に時間を過ごしたいものです。
5つの夏ばて対策です。
1 生活リズムを安定に保つ
 朝、涼しい時の散歩など、快い疲れは食欲も増しますし、寝つ きも良くします。体内リズムを整えることが出来ます。
2 良い睡眠をとる
 ぬるめのお風呂で汗を流してから寝ると、自律神経が落ち着  き、良い睡眠がとれます。
3 冷房を上手に利用する
 湿度の高い夏は、除湿することで不快感が和らぎます。
 そろそろ節電も解除されそうなので、昼間の室内温度少し下げ ましょう。室内外の温度差が自律神経失調を起こし、体調を崩 す原因となります。
4 夏ばてを予\防する食事
 酢酸、クエン酸、リンゴ酸などが乳酸などの疲労物質を分解し ます。梅干しやレモン、醸造酢などに含まれていますので、料 理に上手に使いましょう。
 食欲増進や発汗作用のある、唐辛子、ニンニク、青じそ、みょ うが、ワサビ、コショウ、ネギなどの香味野菜は食欲を刺激す るので、味付けや食材に使いましょう。
5 夏ばてのツボ療法
 湧泉(ゆうせん)は押すと元気が湧いてくる、というツボで  す。
 夏ばてで、いつも疲れている、全身がだるい、元気が出ない  ときに、押すと効くツボです。
 場所:足の裏の土踏まずからやや指寄りで、指を曲げた時にで    きるくぼみの中にあります。
 押し方:コツは手の親指やペンなどの棒をツボに当て、痛くな    るまで押し続ける。
参考にしてください。
まだまだ暑い日が続きますが、生活に工夫を取り入れて、乗り切りましょう!

寒い冬を乗り切ろう

2011年2月10日
ベイサイドクリニックからの情報です。
冬の養生についてのお話です。
冬の寒さは体を冷やし抵抗力が弱ると「寒邪」が侵入して風邪をひきやすくなります。
防御するにはマスクをする、うがいをする、体を温める食物をしっかり食べることなどが大切です。
また寒さは体内の活動を衰えさせ血行も悪くさせて、風邪や多くの病気の原因となるためオシャレのためと薄着をし過ぎず、頭や背中、足元を冷やさないよう防寒を心がけましょう。
体の中から温め免疫力を高める食材を紹介します。
・血行を良くする食材
にら、小豆、紅花、青魚など。
・体を温める食材
生姜、唐辛子、にんにく、山椒など。
・さらに冬の間には腎を補い、丈夫にする食物を摂ることが求められます。
腎を補う食材で黒豆、黒米、わかめ、ひじき、海苔、昆布など黒い食品。
特に冬に生姜を食べていれば、寒さなんか怖くない!生姜を常食していると血液の循環が良くなり、発汗作用や胃液の分泌・腸蠕動を促進させ食欲増進効果も。また生姜には抗酸化作用があり、風邪や頭痛、咳、嘔吐などの症状に対して有効です。
漢方薬では当帰四逆加呉茱萸生姜湯や真武湯など冷えに有効な処方がたくさんあります。養生法や漢方薬で冷えを改善し冬を乗り切りましょう。

活動報告・新着情報

2011年2月4日
随時更新していきます。
【次ページへ】

健康な生活を送るために

  1. タバコは吸わない
  2. 定期的に運動する
  3. 飲酒は適度か、しない
  4. 1日7〜8時間の睡眠をとる
  5. 適正体重を保つ
  6. 朝食は食べる
  7. 間食はしない

健康な生活を送るための習慣チェックは、アメリカで提唱されて実施されているそうです。
7項目をすべて実施している人は、3項目以下の人に比べて、死亡率が男性で28%、女性で43%しかなかったそうです。
定期的とか適度は具体的にどれくらいを目標にしたら良いか、これは健康保険組合などが行なっている生活習慣病予防健診や、特定健康診査を積極的に受けて、その時に良く 聞いてください。

悪い生活習慣がもたらす結果

悪い生活習慣

生活習慣が原因と考えられる体調不良や病気が増加しております。
一般開業医の外来で多い疾患で最も多いのは「かぜ」、「高血圧」、「高脂質血症」、「糖尿病」の順だそうです。
「かぜ」をひきやすいのも生活習慣が一因とも言われ、「高血圧」以下はまさしく「生活習慣病」です。

このほか、身体が冷える環境で仕事をする、生活をする、身体を冷やすような食べ物を好んで摂る、などが原因で起こる「冷え症」、東洋医学では「冷えは万病の元」と言う専門家もいます。
「冷え症」も生活習慣が大きな原因と考えられます。

「生活習慣病」は、適切な治療をウケないと、さらに危険な病気を患うこととなる確率が高くなります。
「慢性肝臓病(CKD)」、「心筋梗塞」、「脳梗塞」の危険が高まります。

東洋医学・漢方を知ろう

■ 漢方薬ってどんな薬?

漢方薬は、中国(漢)から日本に渡り、その間数千年の年月をかけて、いろいろな体の異常に効果がある生薬(自然の植物や動物、鉱物など)をいくつも組み合わせて作られたものです。ドクダミやハーブなど身近な植物がある種の症状に良いといわれ使われてきましたが、これは「民間薬」といわれているもので、いわゆる生活の知恵で、漢方薬として処方されることはありません。
基本は、誰もがもともと持っている、「病気と闘い治す力(自然治癒力)」を高め、体を整える効果を期待するものです。 ひとりひとりの自然治癒力を高めるため、病名で診断することだけでなく、体質や病気の状態によって最適な薬を選び使い分けることが必要となります。
いわゆる「オーダーメイド」の治療といえます。
これは、同じ病気でも漢方の診断では、患者さんの状態によって、飲む薬が違ったり(同病異治)ひとつの薬がいろいろな病気に応用される(異病同治)こともあります。

漢方薬は、「自然界にある植物や鉱物などのうち、薬効を持つ」部分を行っての法則のもと、原則として2種類からときには十数種類が組み合わされて作られた配合薬です。
長い年月をかけておこなわれた臨床現場での経験の積み重ねによって、どの生薬を組み合わせるとどんな効果が得られるのか、また副作用などの有害な事象が少ないかなどが確かめられ、漢方処方として今日まで残ってきました。
その自然の恵みである天然素材を最新技術を駆使して、薬効を抽出・製剤化し、服用・保存しやすい「エキス剤(顆粒)」として、加工されたものになっています。
現在、病院で処方されている漢方薬の多くは、健康保険が適用される「医療用漢方製剤」で、148処方が厚生労働省に承認されています。

漢方薬は様々な症状を治し、複合的な効果を生ずる場合が多く、これからの高齢化社会を迎えて、いくつもの病気、症状をかかえ、たくさんの薬を飲まなくてはならないお年寄りに、とても適した薬だといえます。
漢方薬にも得手、不得手がありますが、風邪、腹痛、生活習慣病からリウマチなどの難病、抗ガン剤の副作用の軽減などなど多くの病気、体調不良の治療に効果を発揮しております。
更に、西洋薬を併用することにより、いろいろな症状にうまく対応したり、漢方薬を中心に治療しながら急性期などの要所要所に西洋薬を使って、お互いの効能の長所を生かすなど効果的な治療を行う事ができます。

現在、多くのお医者さんが、日常の診療で漢方薬を使っており、大学病院や総合病院に漢方外来をもうけているところが増えています。


■ どんな診療をするの?
医師の五感をフルに活用し、次のような診察をして、患者さんから情報を得ます。
「望診」 目で見る診療方。顔色、動作、皮膚の色つや、体型、精神状態などを患者さんの全身から読み取ります。
「問診」 西洋医学の問診とほぼ同じです。体質、病気の経過、過去に経験した病気、治療に対する反応など詳しくたずねます。
「聞診」 耳で聞いたり、においをかいだりする診療法。声の大きさ、話す調子、咳、口臭などが判断材料です。
「切診」 体に触れて行う診療法。脈の強弱、速さなどをみる“脈診”と、腹部の緊張、抵抗、圧痛などをみる“腹診”とがあります。

診察で得られた「証」(その患者さんの体質や抵抗力、病気の進行度)をもとに、処方する漢方薬を決定します。 「証」を判断するためには、何よりもあなたの情報を把握していなくてはなりません。どんな些細なことでも知っていなければ、適切な漢方薬を選び出すことができません。
困っていること、治したい症状や病気、気になること、今までにかかったことのある病気やアレルギー、食生活の好みなどを、遠慮なく詳しくお話ください。
漢方薬は、いくつもの成分を含んだ薬ですから一つの症状だけでなく、いくつかの症状を治したいときには、非常に有効です。症状によっては、早めに良くなっていくものと、なかなか頑固な治りづらいものがあります。
医師は常に、それそれの症状に対して薬がどのように効いているのかを確認し、さらに今の状態に適切な薬かどうかを考えながら診察していますので、どんな些細な変化でも詳しく話してください。
漢方薬の服用前、服用後も体の状態をチェックするために、必要と判断した時は、血液検査なども行います。

※お腹の触診があるので、診察を受けやすい服装でいらしてください。

■ 漢方薬って煎じるて飲むの?

現在は、顆粒状のエキス製剤が中心で、煎じる手間がなくなっています。エキス製剤は、厳選された生薬が使用され、品質が厳しく管理されています。農薬や放射性物質の検査も厳正に行われています。
持ち運びにも便利になりました。
一方で、重症のリウマチやアトピー、不妊症、癌の補助療法などでは、煎じ薬をお出しすることもあります。 この場合でも、ほとんどの生薬に保険が適応されますので、 エキス製剤とあまり値段が変わりません。


■ 長期間飲み続けなければ効かない?

漢方薬がどのくらいで効いてくるかは、それぞれの病気や体質で決まってきます。
風邪への漢方薬はすぐに効かないと意味がありません。たとえば葛根湯は上手くいけば半日で効いてきます。
一方、漢方外来には長期間悩んでいる症状で受診される方が多いです。長年の身体のゆがみによる慢性病を修正する場合は、当然ある程度の治療期間が必要になります。
ゆがみが正されることで、いろいろな体調不良に心身ともに効いてきますので、あせらず根気よく漢方薬を飲んでいってください。

■ 漢方薬にも副作用があるの?

漢方薬には副作用(好ましくない作用)がないと思われている方が多いようです。
西洋薬に比べて副作用の頻度は少ないのですが、 やはり副作用が起こる例があります。

副作用では間質性肺炎というのがありますが、1から2万人に1人程度の頻度のようです。
寒気がしない発熱、空咳、息苦しさなどの症状が、漢方薬を飲みはじめてから出てきましたらすぐに飲むのを止めて医師に相談して下さい。風邪に似ているのでご注意下さい。
また、甘草をいう生薬が配合された漢方薬で偽アルドステロン症が起こり、血圧が高くなったりむくんだりする場合がありますが、これも通常の処方では、1000人に1人程度のようです。そのほか、高齢の男性が麻黄が配合された漢方薬を飲むと尿の出が悪くなることがあります。
アレルギー性の 肝障害も1000人に1人程度に出現するので、時々血液検査をすることをおすすめしています。 漢方薬を飲むことによって発疹、食欲低下、動悸など異変が感じられた場合はすぐに医師に相談して下さい。


■ 漢方薬と西洋薬は、どこが違うの?

数千年の年月をかけ、漢方は、身近な自然にある植物や動物、鉱物など(生薬)を組み合わせて作られてきました。
そして、そうした生薬中の有効成分を取り出したり、それに簡単な化学的な手を加えたのが西洋薬で、誕生したのは、最近です。現在、使われている西洋薬の多くは、天然物に起源があるものです。

一方、漢方薬は、長い使用経験を通して、効き目や安全性が確かめられてきています。
慢性的な病気や全身的な病気の治療など、複雑・多彩な症状に効果を発揮します。免疫力が落ちた時は、病原菌に感染しやすいものです。菌を殺すことだけではなく、むしろ感染に負けない体質に変えて、病気に対する抵抗力を高めていくような働きをすることが、漢方薬の得意とするところです。
漢方薬は、合併症やいくつもの症状をかかえている患者さんが増えている、これからの社会に適した薬だと言えます。

一方、新薬(西洋薬)の多くは、有効成分が単一で、即効性があるため、感染症の菌を殺す、熱や痛みをとる、血圧を下げる、といった一つの症状や病気に対する直接的な治療に適しています。その分、即効性があることもが特徴ですが、反面、効き目が強く出てしまったり、使い方によっては好ましくない作用が出てしまうこともあります。また一つの薬でいろいろな症状を取ることは不向きです。

かつて恐れられていた感染症や伝染病は、抗生物質の普及やさまざまな新薬の開発により、比較的容易に治すことが出来るようになりました。しかし高齢化社会に突入した我が国では、高血圧、糖尿病などの生活習慣病(成人病)の増加、加えて、免疫異常や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や心身症・ストレス病など、複雑な病気が増えてきました。このような病気に対して、西洋薬だけでは十分な対応ができないことも多く、漢方薬の役割が期待されるようになってきました。
すなわち、西洋薬を患者さんの症状の数に応じていくつも処方するのではなく、漢方薬を加えていろいろな症状にうまく対応したり、漢方薬を中心に治療し、急性期などの要所要所に西洋薬を使い、お互いの長所を生かすなどの、新しい治療法が取り入れられてきています。

■ 治療費はいくらくらい?

「漢方薬は、とても高価である」というのは誤解です。
漢方エキス剤はすべて、煎じ薬もほとんどの生薬が健康保険での診療となります。

【参考】健康保険による医療費負担の例

国民健康保険の家族(窓口負担3割=負担割合が最も高い例)の方が、
更年期障害で初めて来院。 漢方薬(エキス剤)を2週間分処方され、調剤薬局で薬を受け取った。
以後2週間に1回通院。

□当医院で初診時に支払う額
約3500円(初診時の標準的な血液検査料、処方箋料を含む場合。検査の内容によって増えます。)
□当医院で再診時に支払う額
約1300円(検査なしの場合)
□薬局で1回に支払う額
約1600円(2週間分)

糖尿病を知ろう

■ 糖尿病とはどんな病気?
☆生命を維持する栄養素として最も大切なものの一つとして炭水化物があります。
炭水化物は、私達が日常食べている「ごはん」、「パン」、「麺類」、「甘いお菓子」など、多くの食品に含まれています。
炭水化物を含む食品を食べると、消化されてブドウ糖(グルコース)になり、血液の流れにのって全身の組織に取り込まれてエネルギー源として利用されています。
「血糖値」とは、血液中のブドウ糖の量をあらわしています。
「血糖値」が何らかの原因によって下がらない状態が慢性的に続くのが「糖尿病」です。

☆近年、GI(グリセミックインデックス)という、食後の「血糖値」の上昇度を示す指標が注目されています。
GIが高い食品は、一気に「血糖値」を上昇させるため、血液中の糖の処理にすい臓から多量のインスリンが分泌されたり、分泌が追いつかなくなったり、ということを起こします。
GIに関係なく、おいしそうな炭水化物を多く含む食品を食べたいだけ食べると、「血糖値」が高くなります。
健康な人は、「血糖値」が高くなると、インスリンやコルチゾールなどのホルモンの働きにより、血糖は全身の組織に取り込まれてエネルギー源となります。 そして、「血糖値」は、常に一定の範囲内にコントロールされています。
インスリンの分泌が少ない(あるいはゼロ)、分泌のタイミングが遅い、作用が低下する、などのホルモンのバランス調整機能が破綻することにより、うまく血糖の処理が出来なくなると、「血糖値」が下がらなくなります。
「血糖値」が下がらない状態が慢性的に続くのが「糖尿病」です。


GI値(グリセミックインデックス)

低GI値食品
(55点以下)
玄米 55
さつまいも 55
ライ麦パン 55
マンゴー 55
そば 54
全粒粉パン 50
豆腐 42
30
フルーツ類 30〜20
ヨーグルト 25
低GI値食品
(56〜69点以下)
パン粉 69
カステラ 68
玄米+白米 65
玄米フレーク 65
パスタ 65
アイスクリーム 65
かぼちゃ 65
長芋 65
薄力粉 59
干しぶどう 57
低GI値食品
(70点以上)
キャンディ 108
上白糖 99
食パン 95
フランスパン 95
グミ 94
スコーン (プレーン) 92
チョコレート 91
マッシュポテト 90
精白米 88
コーンフレーク 75
■ 糖尿病の原因とタイプ
糖尿病は、その原因によって1型糖尿病、2型糖尿病、その他の糖尿病、妊娠糖尿病に分けられています。

☆1型糖尿病
自分の免疫組織が、自分のすい臓を攻撃する(自己免疫異常)ことが主な原因となって、すい臓の膵β細胞が壊されてしまい、血糖値を下げる「インスリン」の分泌が極度に低下するか、ほとんど分泌されなくなります。
その結果、「血糖値」が異常に高くなって糖尿病になります。
10代での発症が多いですが、幼児や成人にも発症がみられます。
急性発症1型糖尿病、劇症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病といったタイプがあります。

☆2型糖尿病
日本の糖尿病患者の9割以上が2型糖尿病です。
すい臓から分泌されるインスリンが少なくなる。働きが悪くなるために発症します。
主に中高年以降に発症していますが、若年層に増加がみられます。
欧米人に比べると日本人は遺伝的にインスリンの分泌が少なく、およそ半分といわれています。
遺伝的な体質と、食文化の西洋化(特に高脂肪食)、運動不足、ストレスなどいろいろな原因に高齢化が加わり、2型糖尿病の患者が増加しています。
主要な原因が生活習慣の悪化と考えられることから「生活習慣病」といわれています。

☆その他の疾患に伴う糖尿病
遺伝子の異常によるもの、アルコールの過剰摂取によりすい臓疾患など、ほかの疾患に伴うもの、ステロイド剤など服用に伴って起こる糖尿病です。
☆妊娠糖尿病
妊娠中に発症する糖代謝異常です。
肥満、高齢妊娠、家族に2型糖尿病患者がいる、過去の妊娠の際高血糖と言われた場合に起こりやすいです。


■ 糖尿病チェックシート
・健康診断で血糖値が高いと言われた
・両親、兄弟、祖父母など身内に糖尿病になった人がいる
・仕事や生活でイライラしたりプレッシャーや、ストレスを感じることが多い
・太りすぎである 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算した値が25以上の人
・好きなものに目がなく、ついつい飲み過ぎたり食べ過ぎたりする
・朝食抜き、夕食が遅いなど、食事時間が不規則である
・血圧が高い
・運動不足。行動する時は車を使用、休みの日は家でゴロゴロしている
・巨大児を出産した経験がある
・今、妊娠中で、耐糖能異常を言われた
・しょっちゅうのどが渇いて、水やジュース等をたくさん飲む
・小便をする回数が多い
・食べても食べてもお腹が空く
・食事をちゃんと摂っているのに体重が減る
・いつもひどく疲れていると感じている

■ 糖尿病の診断
血液検査で診断します。
  • 早朝空腹時血糖値 126mg/dl以上
  • 75gOGTTで2時間値 200mg/dl以上
  • 随時血糖値 200mg/dl以上
  • HbA1c(NGSP)が6.5%以上
    [HbA1c(JDS)が6.1%以上]
13のいずれかと4が確認された場合は「糖尿病型」と判定する。

  • 早朝空腹時血糖値 110mg/dl未満
  • 75gOGTTで2時間値 140mg/dl未満
1および4の血糖値が確認された場合には「正常型」と判定する。

上記の「糖尿病型」「正常型」いずれにも属さない場合は「境界型」と判定する。

■ 糖尿病の症状
疲れやすい、尿の量・回数が多くなる、異常に喉が渇き水分を多く摂る、体重が急激に減る、目がかすむ。このような症状があれば糖尿病がかなり進行している可能性があります。
糖尿病の症状は気付きにくく、多少血糖値が高いくらいでは全く症状のない人がほとんどです。そしてその程度の高血糖でも合併症は着実に発症・進行していきます。


■ 糖尿病の合併症

糖尿病が進行することで起こる重大な障害の代表的なものは、目の障害(糖尿病性網膜症:失明)、腎臓の障害(糖尿病性腎症:透析)、神経の障害(糖尿病性神経障害:えそ)の三つで、「糖尿病の三大合併症」と呼びます。

糖尿病性網膜症

カメラのフィルムにあたる目の網膜に起きる障害です。網膜に張りめぐらされている細かい血管(細小血管)が、高血糖のため破れやすい状態になり、ちょっとした衝撃で大出血を起こし、失明や視力の低下を招きます。成人の失明原因の第一位で、糖尿病の発病から約10年で患者の半数がかかるといわれています。

糖尿病性腎症

腎臓の血管が高血糖のためうまく機能しなくなり、老廃物を十分に濾過できなくなるために起こります。こうなると人工透析か腎移植をしなければなりません。新しく透析を始める原因の第1位は、この糖尿病性腎症なのです。

糖尿病性神経障害

高血糖状態のために末梢神経が侵されて現れるもので、比較的早期からみられます。「手足のしびれや痛み」「感覚が鈍くなる」「下痢や便秘を繰り返す」「立ちくらみ」「発汗異常」「インポテンツ」といった症状が主なものです。神経障害により、知覚が障害されると傷ができたのに気づかず、ついにはそこが(特に手足)化膿して腐ってしまった状態(えそ)になり、その部分を切断しなければならなくなります。

糖尿病
糖尿病がこわいのは三大合併症だけではありません。 高血糖状態は動脈硬化を起こしやすくします。一般に動脈硬化は老化現象の一つともいわれていますが、糖尿病患者はその進行が10年早いといわれます。動脈硬化が進めば血液の流れが悪くなって、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことはご存じの通りです。

血糖値が高い状態が続くと、細胞はブドウ糖の処理のために相当の無理を強いられます。
その状態が長く続くと細胞はダメージを受けることになります。

また、筋肉、血管、神経、さらに血液まで、人間の細胞はすべてタンパク質でできています。ブドウ糖はこれらのタンパク質とくっつきやすく、一度くっつくとなかなか離れない性質を持っています。ブドウ糖がくっついたタンパク質は、まるっきり別の性質となってしまうため、ブドウ糖がついた細胞は、壊れやすくもろい細胞となります。したがって、糖尿病のように血糖値が高い状態が長く続くと、常に血糖にさらされている血管はボロボロになってしまうため、例えば目や腎臓などに障害が起こるのです。

糖尿病は痛くもかゆくもない病気ですが、治療をする目的はこうした障害、すなわち合併症が起こらないようにすることなのです。

■ 糖尿病の治療

最も重要なのは食事療法、運動療法です。長年にわたる不摂生の改善が必要となります。
食事療法、運動療法で血糖コントロールがつかない場合は血糖降下薬の内服、インスリン注射といった薬物療法を行います。

食事療法

食事は適切なカロリーに抑え食べすぎに注意し、栄養のバランスを考えことが基本となります。

運動療法

ウォーキングや階段の昇り降りなど有酸素運動は、血糖値を下げるのに適した運動です。
運動は、体が血液中のブドウ糖をエネルギーとして消費し、またインスリンの働きが活発になるので血糖値が下がりまた、体の筋肉量が増えることでより多くのブドウ糖を血管から筋肉へ取り込むことができます。

薬物療法

食事療法と運動療法ではコントロールがうまくできない時、薬物療法を追加します。
内服薬で膵臓からのインスリン分泌を増やしたり、インスリン働きを良くしたりして血糖値を下げます。インスリン注射は直接体外から補充したインスリンが、血糖降下を助けます。

■ 糖尿病がある程度進行したら、薬による治療を始めます

食事・運動療法を4週間行っても良好な血糖コントロールが得られない場合、食事・運動療法を補う意味で薬物療法を開始します。最近では、比較的軽症の段階から薬を使うケースが増えてきました。それは、糖尿病の進行と合併症を防ぐには、より早期の段階から、より良好な血糖コントロールを行う必要があるからです。

一口に糖尿病といっても病態は様々です。その病態に合うように、一種類、あるいは何種類かの薬を使って血糖をコントロールします。
糖尿病の治療に使われる主な薬は、インスリン注射液と飲み薬に大別されます。前者は皮下注射することによって不足しているインスリンを補います。ここでは後者と、最新の注射薬について解説します。

■ 薬は正しく飲みましょう

糖尿病の薬はどれも血糖値を下げる働きがあるため、正しく飲まないと低血糖が起こり危険な状態になる場合があります。特に、SU剤などインスリンを出すことによって血糖値を下げる薬を飲む場合は、十分な注意が必要となります。

食事をせずに薬だけ飲んだ、食事の量が多めだったのでいつもより多く薬を飲んだ場合など、薬の飲み方を守らなかった時や、何らかの理由で薬が効き過ぎてしまった場合には、血糖値が低くなり過ぎて、空腹感や脱力感、手足のふるえ、冷や汗、動悸など低血糖の症状が現れます。ひどくなると、痙攣を起こしたり意識を失う時もあります。低血糖の症状に気がついたら、がまんしないでブドウ糖や砂糖、あるいは糖分の入った清涼飲料水を飲みましょう。

低血糖にはブドウ糖が一番効果的です。特にα-グルコシダーゼ阻害薬を飲んでいる場合は、砂糖に含まれる糖分ではなかなか吸収されないため、必ずブドウ糖を飲んでください。
また、体調が悪い時や病気の時も低血糖を起こしやすいので、薬を飲んだほうがよいか医師に相談しましょう。風邪薬や高血圧症、高脂血症の薬には、糖尿病の薬の効き目を高めてしまう薬剤もあるので、薬局で薬を買う時や別の病院にかかる時は、糖尿病の薬を飲んでいることを必ず伝えましょう。

最後に、「くすり」を逆から読むと「リスク」となるように、本来の血糖値を下げる以外にも何らかの影響を体に及ぼすことがあります。定期的な検査を受けたり、不快な症状や気になる症状がある場合には、遠慮なく医師と相談する事が大切です。

■ 糖尿病の治療薬

飲み薬には、膵臓からインスリンを出させ、体内のインスリン量を増やすことによって血糖値を下げるものと、インスリンを出さずに体内にあるインスリンをうまく利用させることによって血糖値を下げるものとがあります。

[インスリンを出して血糖値を下げる薬]
◎スルホニルウレア(SU)薬・速効型インスリン分泌促進薬
どちらも膵臓に直接作用してインスリンを出す薬です。SU剤は速効性はありませんが長時間作用します。逆に速効型インスリン分泌促進薬は飲んですぐにインスリンが出ますが、作用時間が短いため、食事の直前に飲まなければなりません。
これらの薬剤は特に低血糖を起こす可能性があるため、服薬時の注意を必ず守りましょう。

[インスリンを出さずに血糖値を下げる薬]
◎α-グルコシダーゼ阻害薬
糖尿病は、食後の急激な血糖値の上昇に合わせて、分泌されるはずのインスリンが分泌されない、また分泌されても量が少ないために、糖をうまく体内に取りこむことができないために起きます。
α-グルコシダーゼ阻害薬は、ゆっくり食べる時と同じような働きをする薬剤で、食物中に含まれるブドウ糖以外の糖分をゆっくり吸収させるため、食後の急激な血糖値を抑えることができます。したがって、インスリンの量が少ない状態であっても、糖を体内に取りこむことができるようになります。
ただし、この薬は食事の直前に飲まないと効果がありません。また、お腹が張ったり、おならが増えたりすることがあります。

[インスリン抵抗性改善薬]
インスリンが出ているにもかかわらず、筋肉などの細胞がインスリンに反応しにくくなり、細胞にうまくブドウ糖が取りこまれない状態を「インスリン抵抗性」といいます。インスリン抵抗改善薬は、筋肉や脂肪の細胞に働きかけ、インスリンの作用を高めて血糖値を下げる薬剤です。時々、むくみや体重増加などの症状がみられることもあります。これらは、特に心臓の病気がある人に注意が必要です。

[ビグアナイド薬]
体内に入ったブドウ糖は、一度、肝臓に貯蔵され、再度血中に放出されることで一定した血糖値が保たれています。ビグアナイド薬は、必要以上に肝臓からブドウ糖を血中に放出するのを抑える薬剤です。
胃のもたれや軟便が現われることがあります。また、下痢をしている時や発熱時には、この薬を飲むのはひかえたほうがよいでしょう。

[DPP-4 阻害薬]
食後に腸管で生成されるホルモンでインクレチンというものがあります。
このインクレチンホルモンの中には、インスリン分泌・グルカゴン(血糖値を上げるホルモン)の抑制効果を示し血糖値を低下させる作用をもつ、GLP-1というホルモンがあります。しかし、GLP-1はDPP4という酵素によって2〜5分で分解され、働かなくなります。DPP-4阻害薬は、DPP4を阻害してGLP-1ホルモンの作用時間を延ばし、インスリン分泌などを促して血糖値を低下させるお薬です。

GLP-1は食後に血糖値が上昇した時にだけ分泌され、インスリン分泌を促しますので、血糖値が低い時にさらに血糖値を下げてしまう、ということがほとんどなく、単独で使う場合には低血糖が起こりづらい薬剤です。

[選択的SGLT2阻害薬]
腎臓で、ブドウ糖が体内に戻る量を抑制し、過剰な糖を尿に排泄することで血糖値を下げる経口糖尿病薬です。
2014年に承認されました。
SGLT2は、腎臓近位尿細管というところにだけ存在するたんぱく質で、尿に一旦排出されたブドウ糖を体内に再吸収することを助ける役割をしています。
健康な人は、ブドウ糖を再吸収し栄養分として再利用しますが、糖尿病の人は、たくさんの糖が再吸収され、“高血糖”が続きます。

SGLT2阻害薬は、このSGLT2の働きを阻害することで、ブドウ糖の再吸収を抑制し、ブドウ糖が尿に排泄されるようにすることで血糖値を低下させます。
糖分=カロリーが排泄されるため、体重減少効果も期待できます。
これまでの糖尿病治療薬と異なり、インスリンを介さずに血糖を下げることが出来るため、単独で使う場合には低血糖が起こりづらい薬剤です。
一方で、尿中の糖分が増えると細菌が繁殖しやすくなるため、尿路感染症、膣カンヂタ等の性器感染症に注意が必要です。尿量も増えるので脱水にも注意してください。

[GLP-1受容体作動薬]
GLP-1ホルモンを分解するDPP-4を阻害するのがDPP-4阻害薬ですが、薬の構造を、DPP-4に分解されにくいものに少し変えてつくられたのがGLP-1受容体作動薬です。
腸管で生成されるインクレチンホルモンの1つ、GLP-1ホルモンには、[ DPP-4 阻害薬 ]の項でご紹介した膵臓への作用以外にも作用があります。満腹中枢を刺激したり、胃から食物が排出される速度を遅らせて食欲を抑えたりといった膵臓以外の臓器への作用です。
GLP-1受容体作動薬は膵臓への作用だけでなく膵外作用も発揮させることができるので、体重を増やさずに血糖コントロール改善効果が得られると期待されています。この薬剤は2型糖尿病患者さんに適応の薬剤です。DPP-4阻害剤と同じく血糖値が高い時だけインスリン分泌を促すので、単独で使う場合には低血糖が起きづらい薬剤でもあります。
GLP-1受容体作動薬は、特に使い始めに下痢や便秘といった消化器症状がみられることもあります。症状がひどい場合や、治まらない場合は医師に相談しましょう。

[インスリン製剤]
インスリン注射を使う治療とは簡単に言うと、「からだに足りないインスリンを外から補充して、健常な血糖コントロールを再現する治療法」です。治療に使うインスリン製剤は、私たちのからだに存在するものと基本的には同じです。
上で解説したように、飲み薬の多くは膵臓に直接・間接的に作用してインスリンの分泌を促します。一方インスリン注射は、外からインスリンを注射する薬なので、膵臓を休ませることができ、また、より積極的に血糖コントロールすることができます。
現在使われているインスリン注射は大きく三種類あります。空腹時血糖値を下げる役割を持つ、長時間効果が持続するタイプの薬。食後血糖値を下げる役割を持つ、注射後すぐに効果が出て、効果が消失するのも早い薬。そして、この2タイプを混ぜ合わせたタイプの薬があります。これらのインスリン注射を単独で使ったり、組み合わせたりして使われます。
インスリンの注射器は昔と比べると改良され使いやすくなっており、針も非常に細く痛みも少なくなっています。
インスリン注射は、過量投与や投与タイミングを間違えることで、低血糖を起こす可能性があります。医師の指示にしたがって適切に使いましょう。

■ 血糖値スパイク(グルコーススパイク、食後高血糖)

どなたでも、食事をすると食べたものに含まれる炭水化物(糖質)はブドウ糖や果糖という単糖類まで分解され、小腸から吸収されて血糖値が上昇します。
この血糖値の上昇を鋭敏に感知しているのが膵臓で、インスリンという血糖値を下げるホルモンを分泌します。
健康な人では、食事によって血糖値が上昇すると速やかにインスリンが分泌され、食後2時間程度で血糖値は食前(空腹時血糖値)とほぼ変わらない数値にコントロールされています。
ところが、肥満によってインスリンが効きにくくなったり、一度にたくさんの炭水化物(糖質)を急激に摂取(早食い)したりすると、インスリンの分泌が追いつかなくなり、急激な血糖値の上昇を引き起こすことがあります。
人によっては、血糖値が上昇したことに反応して膵臓から大量のインスリンが分泌され、その働きで急激に血糖値が低下し、食事前より血糖が下がってしまうこともあります。
これが血糖値スパイク(グルコーススパイク、食後高血糖)と呼ばれている現象で、まるでジェットコースターのように血糖値が急上昇、急降下し、血管を痛めてしまうことが報告され、注目を集めています。
血糖値スパイク(グルコーススパイク、食後高血糖)の状態を生じている人は、初期の糖尿病・糖尿病予備群である可能性があります。
職場などの健康診断では、空腹時に採血し検査することが多いようなので、血糖値は正常と判定されてしまうことがあります。
血糖値スパイク(グルコーススパイク、食後高血糖)は健康診断の空腹時血糖の検査では見つけることが困難なので、初期の糖尿病・糖尿病予備群は見落とされる可能性があります。
朝ごはんを抜いて、昼ごはんに丼物やラーメンなどの炭水化物を多く含む食事を摂ることが多い方、甘いものが大好きな方、食後に運動する習慣がほとんどない方など、日頃の生活習慣から血糖値スパイク(グルコーススパイク、食後高血糖)が気になる方は、ブドウ糖負荷試験(75g OGTT)という検査をすることで、ご自分の血糖値の変化がどの程度か、検査してみませんか?
ブドウ糖負荷試験(75g OGTT)は、血糖値スパイク(グルコーススパイク、食後高血糖)の有無に加えて、血糖値の下がりにくさ(インスリン抵抗性)、インスリンの分泌パターンなどをチェックすることができます。

500円

ワンコイン糖尿病検診

ベイサイドクリニック(横浜市西区)の協力により、ワンコイン(500円)で血液検査(HbA1c)が受けられます。
ご利用をおすすめします。
※電話による予約が必要です。

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